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1. |
D端子 |
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D端子はアナログ映像信号の入出力に用いられるコネクタで、デジタルの「D」ではない。端子の形状がDの文字形なのでD端子と呼ぶ。輝度(Y)、青色差(CbもしくはPb)、赤色差(CrもしくはPr)の3本の信号線を1つの端子にまとめたものでピン数は14本。映像信号は3本だが、D端子ではそれに加えてアスペクト比や各種の制御信号も送れる。D端子には、現在D1〜D5の5つの規格がある。端子の形状はどれも同じ。たとえばD2ならば、480i
と480pという信号を扱える(数値は有効走査線数を表し、i と p は走査方法が(i)インターレースか(p)プログレッシブかを示す)。ハイビジョン信号はD3端子以上。一番普及しているD4端子もハイビジョン対応。D端子なら全てハイビジョン対応と勘違いしないように気をつける。 |
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2. |
コンポーネントビデオ端子 |
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コンポーネントビデオ端子は、アナログ映像信号を輝度(Y)、青色差(CbもしくはPb)、赤色差(CrもしくはPr)の3本の信号線に分割伝送する。信号の送受信時に合成/分離を行わないのでその分相互干渉も少ないので高画質な映像を得られる。一般に、SD映像向けのコネクタはY/Cb/Cr、HD映像向けのコネクタはY/Pb/Prと表示されている。端子部分の色は、緑、青、赤。市販製品では、片方がコンポーネントでもう片方がD4端子の変換ケーブル(HD映像用)が有るので、接続機器によっては、市販の変換ケーブルを購入する必要がある。(接続機器がハイビジョン対応でなければ、D1,D2のSD映像用D端子でもよい) |
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3. |
Sビデオ端子 |
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Sビデオ信号を入出力するためのミニDIN端子(4ピン)でアナログ用。Sは分離を意味するSeparateの略。映像を輝度信号(Y)と色信号(C)に分けて送るため、コンポジットビデオ信号に比べて画質の劣化が少なく高画質になる(コンポーネントビデオ信号に比べると画質は劣る。) Sビデオ端子には、ワイド映像を識別するための信号が付加された「S1ビデオ端子」と「S2ビデオ端子」の2種類がある。S1は映像のアスペクト比(4:3,16:9)を自動識別するが、S2はS1の機能に加えて4:3レターボックス(16:9の映像をそのままの比率で縮小して画面の上下に黒帯マスクを入れて表示する方式)の自動識別信号も送れる。 |
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4. |
コンポジットビデオ端子(右の黄色) |
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コンポジットビデオ信号(アナログ)を伝送するための端子で、黄色のRCA端子が使われる。(写真右側)輝度信号と色信号や同期信号などを1本にまとめて映像を送る(コンポジットは「複合」の意味)。コンポジットビデオ端子は標準で多くの家庭用AV機器で利用でき、ケーブルも1本だけなので扱いやすいが、他の映像用端子に比べると画質は劣る。 |
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5. |
HDMI 端子 |
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HDMI はHigh-Definition Multimedia lnterfaceの略で、家電やAV機器向けに制定された新しいデジタルインターフェイスの規格。D端子やコンポーネントビデオ端子など従来の映像端子が扱えるのはアナログ信号だったが、HDMI
端子はデジタル信号を扱えるため、デジタル映像を高画質に電送ロスなく出力する。ピン数は19本で、映像信号だけでなくデジタルオーディオなどの音声信号も制御信号も1本のケーブルで伝送でき、著作権保護機能にも対応しているのが特徴。コネクタのサイズを15×6mmに小型化しているがまだ対応する機器は少ない。しかし、従来のアナログ接続のように映像ケーブルや音声ケーブル等の配線が、HDMIケーブル1本でしかも高画質なデジタルでの信号電送が行えるため接続が簡単であり、今後は急激に普及し主流になると見られている。
これから映像や音響系のAV家電機器を新規購入するのであれば、今後のために是非ともHDMI端子の有る機種を推奨する。 |
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6. |
光デジタルオーディオ端子 |
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S/PDIFというデジタルオーディオ伝送規格に準拠しており、光ケーブルを使ってデジタル信号を伝送する。デジタルオーディオを伝送するための端子で、音楽を高品質に送れる。光デジタルオーディオ端子のコネクタ形状には、角形と丸形の2種類がある。ケーブルは光ファイバーで、素材の違いでプラスチックファイバーと石英ファイバーの2種類がある。丸形のプラグはアナログのミニプラグとジャック部分を兼用できるようになっている。
端子部分にホコリや傷が付くとデータ伝送にロスが出るため、端子部分には保護キャップが付いている。なお、光ファイバーは、ケーブルを折り曲げたりねじったりすることでおれてしまい使用不能になることもあるので取り扱いや収納時には注意が必要。直径10Cm以上の円形にして保管するようにする。他のケーブルのように折り曲げて束ねると光ファイバーがおれてしまう。 |
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7. |
同軸デジタルオーディオ端子 |
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デジタルオーディオを送るための同軸ケーブル端子。コアキシャル(Coaxial)とも呼ばれる。形状はアナログオーディオのRCAピンとすっかり同じなので間違えないように。、デジタル専用の同軸ケーブルは端子の識別色としてオレンジ色が使われている。 |
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8. |
オーディオRCAピン(左の赤・中の白) |
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AV機器のアナログ音声入出力でもっともポピュラーで一般的に多く使われているRCAタイプのピンコネクタ。ステレオ音声では、右音声に赤の端子、左音声に白の端子が使われる。(写真左と中)昔からあるのでなじみ深い。 |
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9. |
オーディオプラグ/ジャック |
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ヘッドホンやマイク、スピーカー接続など、アナログ音声用(オーディオ)端子。サイズによって種類があり、一般に直径6.5mmのものを「標準プラグ/ジャック」、直径3.5mmのものを「ミニプラグ/ジャック」、直径2.5mmのものを「超ミニプラグ/ジャック」と呼ぶ。一般的なのはミニプラグ/ジャックで、標準プラグ/ジャックは一部のAV機器などで使われている。また、モノラルとステレオでも種類が分けられる。識別はピンの先に黒い線が1本あるのがモノラル用、2本がステレオ用になる。 |
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10. |
MIDI端子 |
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MIDIはMusical Instruments Digital Interface の略で、電子楽器の演奏情報を通信するための国際規格。MIDI端子は、MIDI対応機器間でデータの通信をするためのもので、端子の形状は一般的にDIN5ピンが使われる(ミニDINのものもある)。また、パソコンの周辺機器では、以前サウンドカードの「SoundBlaster」シリーズのD-Sub15ピンコネクタが、MIDI/ゲームポートとして使われていた。今は専用の端子が多くなっている。 |
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11. |
アンテナ端子 |
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TV受信アンテナケーブルには同軸ケーブルが使われ、端子形状はF型プラグとなる。F型プラグにもいくつか種類があり、押し込んで接続する型(写真下)のものや、ネジ式(写真上)のものなどがある。また形状もストレート型のほかL字型になったものもある。
同軸ケーブルはS5CFBや5CFV、5C2Vなどさまざまな種類がありケーブルの太さも違う。今後購入する場合は、BS放送やデジタル放送での利用に対応しているかどうかよく確認する。また電源ケーブルと一緒に束ねたりすると、ノイズを拾いやすくなるので注意が必要。ねじ式の方がノイズを拾いにくくしっかり接続できる。 |
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12. |
RJ-45(通称LAN端子) |
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モジュラータイプのコネクタで、8つの芯線を扱える形状(8極)のもの。ADSLモデムやルータなどのLAN機器とパソコンとの接続やISDN回線におけるISDN機器とDSUとの接続などに使われている。
LAN機器に利用するイーサネットでは、信号品質基準に応じて6段階にカテゴリー分けされている。このうちツイストペアケーブルを利用するカテゴリー3/4/5/5e/6が、RJ-45を備えたLANケーブルとなる。現在、一般に広く使われているのは、1000BASE-Tにも対応したエンハンストカテゴリー5(カテゴリー5e)のケーブルだ。エンハンストカテゴリー5では、ケーブルの中に銅線が2本よられてできた「より対線」が4対(銅線は計8本)入っており、さらに4対のより対線がよられた構造になっている(より対線を横に並べたフラットケーブも存在する)。
ツイストペアケーブルにはノイズ対策用のシールドを施したSTP(Shield Twisted Pair)とシールドのないUTP(Unshield Twisted Pair)の2種類がある。イーサネットケーブルでは一般にUTPが使われる。
またストレートケーブルとクロスケーブルがある。端子の外観は同じだが、結線の内容が異なっているので、注意。ブロードバンドルータとパソコンを接続するなど、一般的な用途にはストレートケーブルが使われる。クロスケーブルはハーブを介さずに直接パソコンとパソコンを一対一で接続する場合や、ハブをカスケード接続する場合などに用いられる。 |
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13. |
RJ-11 |
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6つの芯線を備えた形状のモジュラータイプのコネクタ(6極)。電話機やアナログモデムの接続、ISDNのU点端子などに用いられている。
一般的な電話機やADSLの回線接続用は6極2芯、ビジネスホンや多機能電話は6極4芯となっている(6極4芯タイプのケーブルも2芯回線で利用可能)。。ただ、「ADSL用」などと記載された製品の中には、銅線をよっている(ツイストケーブル)、ノイズ対策のシールドを施しているものもある。 |
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14. |
USB |
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USBはUniversal Serial
Busの略で、パソコンに周辺機器を接続するためのインターフェイス規格。パソコンやデジタルカメラ、プリンタや光学式ドライブなどの周辺機器など、数多くのデバイスがUSBを備えており、現在もっとも広く使われているインターフェイスと言える。
USBでは電力をケーブル経由でパソコンから供給でき、低電力駆動のデバイスなら電源を持つ必要がない(一部の機器を除く)。また、電源を切らずに機器を抜き差しできるホットプラグにも対応するのが特徴だ。USBケーブルは4本の銅線があり、2本はデータ通信用、1本は電源供給用、1本がアースとなっている。
なお、現在USBにはUSB1.1とUSB2.0の2つの規格が存在する。従来からのUSB1.1では最大通信速度は12Mbpsだったが、1999年に発表された上位規格のUSB2.0では最大480Mbpsとなった。また、USBにはさまざまなコネクタ形状があり、一般にパソコン側(ホスト機器側)ではAタイプ(写真上)が、周辺機器側ではBタイプ(写真上から二番目)が使われる(USB1.1とUSB2.0とでコネクタ形状は全く同じものなので互換性がある)。
さらに、デジタルカメラなどの小型機器向けにミニUSB端子(ミニA、ミニB)も存在する。特ににミニBタイプは、同じ呼び名でも複数の形状があるので注意が必要だ。またビデオカメラやオーディオ機器、ゲーム機、TV等はメーカーによりいろいろなタイプが使用されているので購入時はよく確認する。今後購入する場合は高速な2.0を購入するようにしたい。(1.1にも対応する) |
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15. |
IEEE1394 |
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IEEE1394は高速シリアルインターフェイスの規格で、Apple Computer とTexas Instruments が提唱した「Fire Wire」を元に、IEEEが1995年に標準化したものだ。おもにDVカメラを接続することからDV端子と呼ばれる場合もある。また、ソニーや松下電器産業、シャープなどの製品では、「i.LINK端子」と表記されることもあるがIEEE1394と同一のもの。なお、IEEE1394を推進する団体の「1394Trade Association」はFire WireをIEEE1394の統一ブランドとすることを2002年に発表している。
IEEE1394はSCSI規格の1つで、デイジーチェーン方式やハブを使ったツリー状に最大63台の機器を接続できるほか、Plug
& Play やホットプラグにも対応するのが特徴だ。S100/S200/S400の3つが「IEEE1394a」として規格化されている(最大通信速度はそれぞれ100M/200M/400Mbps)。一般にIEEE1394という場合はこのIEEE1394aを指すが、最大通信速度が800MbpsとなるS800も「IEEE1394b」として規格化されている。ただし、IEEE1394bはチップセットでのサポートがまだあまりないことなどから、普及はこれから。
IEEE1394aのコネクタ形状は、電源供給が可能な6ピンのものと、電源供給ができない4ピンのものがある。ケーブルにはピン数に応じて6本もしくは4本の銅線が入っており、送信用に2本、受信用に2本、電源供給用に2本(6ピンのみ)を使用する。なお、IEEE1394bのコネクタは9ピンとなっている。 |
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16. |
DVI端子 |
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DVI(Digital Visual Interface)はディスプレイのデジタルインターフェイス規格で、おもに液晶ディスプレイとパソコンを接続するインターフェイスとして用いられている。通常のCRTディスプレイでは、デジタルからアナログに信号を交換しているが、DVIの場合はデジタルデータをそのまま扱えるため、変換による信号の劣化がなくなる。
DVIは、映像信号のデジタル伝送にTMDSという方式を採用している。TMDSではRGBの3色の映像信号とクロック信号で4チャンネル使用し、このまとまりを「リンク」と呼ぶ。DVIのシングルリンクでは一般的に1600×1200ドット程度までの表示が可能だが、それ以上の解像度を実現するにはデュアルリンクにする必要がある。ちなみに、シングルリンクは4チャンネルだが、デュアルリンクでは7チャンネル使用する(8チャンネルにならないのは、クロック信号が共通になるため)。
現在、DVIの種類には、デジタル信号とアナログ信号を扱えるDVI-I、デジタル信号のみ扱えるDVI-D、アナログ信号のみ扱えるDVI-Aがある(ただしDVI-Aはほとんど使われていない)。端子形状もそれぞれ異なっており、DVI-Iデュアルリンクは29ピン、DVI-Iのシングルリンクは23ピン、DVI-Dのデュアルリンクは24ピン、DVI-Dのシングルリンクは18ピン、DVI-Aは17ピンとなる。 |
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17. |
D-Sub15ピン |
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パソコンとディスプレイを接続するためのコネクタ。シュリンクD-Sub15ピン、ミニD-Sub15ピン、HD
D-Subと呼ばれることもある。ピン数は15本で、赤(R)、緑(G)、青(B)のアナログ映像信号と水平同期信号、垂直同期信号、DDC(Display
Data Channel)などの信号が各ピンに割り当てられている(ただし15本すべてを使っているわけではない)。 |
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18. |
5BNCコネクタ |
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業務用などおもに高級なCRTディスプレイで採用されているアナログディスプレイ専用接続端子。BNCとはBayonet Neill-Concelman の略で、コネクタ部にバネを内蔵しており、押し込み回転させてワンタッチでケーブルを固定できる。赤(R)、緑(G)、青(B)、垂直同期信号、水平同期信号の独立した5本のケーブルが用いられる。一般的なD-Sub15ピンコネクタに比べて高周波特性に優れ、高解像度モードでも鮮明な画面表示ができるのでプロなどは好んで使用している。 |
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